ローヤルゼリーとはちみつの違い
ローヤルゼリーとはちみつは同じミツバチ由来の食べ物ですが、いろいろな点が違っています。
似たようなものだと思っている人もいるでしょうが、実際には別物と言ってもいいほどの違いがあるのです。
原料が違う
はちみつは花の蜜が元となっており、ミツバチの胃袋で消化されたあと熟成されたものです。これに対して、ローヤルゼリーは花粉が元となっています。
若い働き蜂が花粉を食べたあと、体の中で分解してローヤルゼリーを作り出しているのです。
食べるハチが違う
はちみつは働き蜂の食べるものですが、ローヤルゼリーは女王蜂が食べるものです。個体数は働き蜂の方が女王蜂に比べて圧倒的に多いため、それだけレアな食べ物といっていいでしょう。
実はミツバチのメスは、卵から生まれた当初は働き蜂も女王蜂も同じなのです。
食べ物の違いによって、働き蜂と女王蜂とに分かれていくのです。
含まれている栄養素が違う
はちみつに含まれている成分の8割は糖分です。これは花の蜜が元になっているためで、エネルギーを生み出すことに特化した食べ物といっていいでしょう。
これに対してローヤルゼリーは花粉由来なので、糖分は10%程度にすぎません。
タンパク質をはじめ鉄分、デセン酸という脂肪酸など、40種類以上もの栄養分が含まれているのです。
味が違う
はちみつはその大半が糖分ですので、舐めると甘くて食べやすいです。このため、子供でも抵抗なく食べることができるでしょう。
これに対してローヤルゼリーにはほとんど糖分が含まれておらず、酸味や苦味が強くなっています。
お世辞にもあまりおいしいものとはいえません。
そのままでは子供が食べられるようなものではないのです。
なぜ高いローヤルゼリーの方がまずいのだと思う人もいるでしょうが、もともとミツバチの食べ物なので仕方がありません。
同じミツバチ由来の食べ物でも、はちみつとローヤルゼリーではここまで違っているのです。
似たようなものだと思っていると、驚いてしまうかもしれませんね。
また、知っておきたいローヤルゼリーの価格についても参考にご覧ください。