ローヤルゼリーとインスリンの働き
ローヤルゼリーは糖尿病に効果があるとされています。
ミツバチ由来の食べ物というとはちみつのイメージが強いため、糖尿病には良くないと思っている人もいるでしょうが、実際には全く逆なのです。
ローヤルゼリーは糖分が少ない
まず知っておいてほしいのは、ローヤルゼリーは糖分が少ないということです。これは、はちみつとは材料が異なっているからです。
はちみつの材料は糖分を多く含む花のみつですが、ローヤルゼリーの材料は糖分をほとんど含まない花粉です。
このため、はちみつの糖分が80%なのに対し、ローヤルゼリーの糖分は10%程度になっています。
この程度の糖分ならば、糖尿病に影響することはないでしょう。
インシュリン抵抗性を防いでくれる
糖尿病の原因としては2つ考えられます。ひとつはインシュリンが減ること、もうひとつはインシュリンが効きにくくなることです。
インシュリンの働きは、血中の糖分をグリコーゲンに変えて筋肉に取り込むことで、これによって血糖値を下げているのです。
ところが、運動不足の人は筋肉でグリコーゲンが消費されませんので、インシュリンを分泌しても血糖値が下がりにくくなります。
これをインシュリン抵抗性といい、これが高いと血糖値が下がりにくくなり、糖尿病の原因となります。
ローヤルゼリーは、このインシュリン抵抗性を下げてくれる働きがあります、これによって血糖値が下がりやすくなり、糖尿病の予防につながるのです。
デセン酸はインシュリンに似た働きもする
ただ、糖尿病患者の中にはインシュリン抵抗性が低いのに発症しているケースがあります。これは暴飲暴食による血糖値の急上昇を繰り返すことで膵臓が疲弊し、インシュリンの分泌自体が減少してしまっているためです。
ローヤルゼリー固有の成分であるデセン酸は、インシュリンに似た働きもするのです。
これによってインシュリンの分泌量を抑えられれば、膵臓が疲れにくくなり、糖尿病の防止につながるのです。
ローヤルゼリーはインシュリン抵抗性を低くするとともに、インシュリンそのものの働きを強めてくれます。
血糖値に不安を抱えている人におすすめです。